くそみそ
ブジュ日記02
〜くそみそポケットモンスター〜
「う〜〜ポケモンポケモン」
今ポケモンを求めて全力疾走している僕は、マサラタウンに住むごく一般的な男の子。強いて違うところをあげるとすればポケモンに興味があるってとこかナー
名前はレッド。
そんなわけで一番道路にある草むらにやってきたのだ。ふと見ると建物の陰から一人の老いた博士が走り出てきた。
ウホッ! いい博士…
ハッ そう思ってると、突然その博士は僕の見ている目の前で、野生のピカチュウを捕まえ始めたのだ…!
▼オーキド:
ふう……
このように草むらはいつポケモンが飛び出してくるか分からない!
こちらもポケモンを持っていれば戦えるのだが…
そうじゃ!…ちょっとわしに付いて来なさい!
そういえばこの町は、オーキド博士のポケモン研究所があることで有名なところだった。
いい博士に弱い僕は、誘われるままホイホイと研究所について行っちゃったのだ。
彼――
ちょっとワルっぽいポケモン博士で、オーキドユキナリと名乗った。少年にポケモンをあげ慣れているらしく、研究所に入るなり、僕はボールの前に立たされてしまった。
オーキド「良かったのかホイホイついて来て わしは他人の子供だって構わないで贔屓しちまう博士なんだぜ」
レッド「こんなこと初めてだけどいいんです…僕ポケモン好きですから…」
オーキド「うれしいこと言ってくれるじゃないの それじゃあとことん旅のサポートしてやるからな」
言葉どおりに彼はすばらしい贔屓ジジイだった。僕はというと、ライバルのウザさに身を震わせて悶えていた。
2009/10/21/Wed