めざめのほこらその3

アルファサファイア
ツワブキさんを観察記

サーチレベル:15


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デボンスコープ、いわゆるボンスコの説明文を読むと「見えないポケモンに反応して音を出す、デボンの特製品」と書かれているんですよ
同じくデボンの名を冠するデボンボンベには「特製品」という記述が無いので、ボンスコは一般向けに市販されているアイテムではないと思われます

ボンスコは体験版で自宅ドアの前にカクレオンに居座られて帰宅出来なくなった石集めがデボンに特別に開発依頼して出来たカクレオン虐殺兵器なのでは…

120番道路での石集めは体験版での積年の恨みを晴らそうとカクレオンを×××しに行く最中だったのでしょう
たまたま主人公が通りかからなかったらカクレオン大量虐殺事件が発生していたに違いありません


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さて、カイオーガ事件解決後の石集めの様子について詳しく見ていきましょう

事件解決後の目覚めの祠前には石集めとユウキ君、マツブサアオギリとイズミさん、そして主人公がいます
アクアマグマがいろいろ反省して祠前から立ち去ると、おもむろに石集めがポエムを呟きだします
不安や緊張から解放されて気が緩んでいるのか、なぜか口調が幼くて可愛いです

ダイゴ:
アクア団や マグマ団の ように
考え方や 目的の
全く違う 人たち同士 だって
少しずつならば
歩みよる ことが できるのかな


後のエピソードデルタで、この台詞どおりに一生懸命DQNなヒガナちゃんを理解しよう歩み寄ろうと努めたダイゴロウは偉かったよね


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しばらく話していると、石集めはジムへの挑戦をオススメしてきます

ダイゴ:
……そうだね
まずは この街の ジムに
挑戦して みるのも オススメかな

ボクたちに 協力してくれた
ミクリが きみを 待っているはずさ


きょ…協力?え?
どう好意的に見てもミクリさんは協力してない
ダイゴロウも何もしてない感が強くてすごいけど救援活動に励んでいたらしいので許した(唐突な上から目線)

しかしダイゴロウが主人公と己をまとめて言う「ボクたち」になんともいえない趣きを感じて萌える


* * *


さて、このあといよいよ石集めが問題行動を起こし始めます

ダイゴ:
そして 世界を めぐる時に なったら
これを 使ってみると いい
ボクの お気に入りの 笛だから



ボクのお気に入りの笛(意味深)

そう…どう考えても使用済みだと思われる笛を渡してくるんですよ
好きな子の笛を舐めるタイプの変態は聞いたことがありますが、石集めは好きな子に自分が舐めた笛を渡すタイプの変態のようです

せめてお気に入りだとか言われなければ新品の笛をくれたと解釈できたものを…

ところでORAS攻略本のここのシーンについて、「世界を危機から救ったご褒美に、ダイゴからむげんのふえをもらえる」とか書いてあって変な声が出た

ご…ごほうび?
よだれにまみれた疑いのある笛がごほうび?
公式的にダイゴロウの使用済みの笛はごほうびらしい


世界を危機から救ったごほうびがチャンピオンのよだれまみれの笛だなんてそんな
罰ゲームの間違いだろ…

ここは石集めの御曹司設定を生かして何もいわずに微笑みながら懐から札束を取り出して主人公に差し出すくらいのことはして欲しいよね


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というわけで石集めがいわく付きの笛をくれます
石集め的にごほうびらしいので、目の色を変え息を荒げて喜んであげましょう





お互い歩み寄って近づき…





すぐ離れる


今まで何個もアイテムを貰ってきましたが、ここまで近寄って受け渡しを行うのは意外にも初めてです
普段は3歩くらい距離を取って、主人公に近づくことなくアイテムを渡してきます


個人的に、二枚目の画像が至近距離で見つめ合ってるように見えて可愛い
この角度から見たダイゴロウの背中〜腰のラインと後頭部の毛先のトゲトゲ具合に萌える


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いつもは真顔で棒立ちなのに、主人公に笛を渡した後の石集めはなぜか身体を主人公から背け少し気取った感じでポーズを取ります





相手と対面して会話する時における人間の無意識な行動心理に、「好意を抱いている人に対しては身体ごと相手の方向を向き、嫌いな人・たいして興味ない人には顔だけ向けて身体を背けてしまう」みたいなのがあるんですよ
これ見ると石集めは思いっきりそっぽ向いてますね
石集めは内心主人公の事をよく思ってない恐れがあります
が、たぶんここのシーンではカッコつけてるだけでしょう

ダイゴ:むげんのふえは
きみと ラティアスを つなぐ
絆の証

たとえ どんなに遠く
離れて いたとしても
その 笛を吹けば たちまちに
ラティアスは 飛んできて くれるはずさ


_人人人人人_
> はずさ <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

ハズなんだ
「ミクリが待っているはずさ」といい、どうしてお前は一々曖昧なんだよ

120番道路で主人公にメガ石とボンスコを渡した時は「ボクからきみへのプレゼント」だの「きみにぴったりと思うんだ」だの結構おちゃらけた感じだったのに、なんでここではこんな気取った立ち振る舞いなんだ…と思ったんだけど、ユウキ君が居るからではないか、との結論に達した
石集めは第三者が居ると張り切って、いつも以上に気取り始めるのでしょう


* * *


そういえば笛といえば、エメラルドのラティアスのポケモン図鑑の説明文見て驚愕した

ラティアス:
数匹で群れを作って行動していて、めったに人やポケモンと接触しない。
敵の気配を察知すると姿を消す。


ラティアスっていっぱい居るんだ…
今まで一匹しか居ないのだとばかり思っていた

あと高さ140cmの重さ40kgとかなり小柄で驚いた
こんな小さな子に無理やり騎乗して、背中の上で真顔で正座する石集めはかなりの鬼畜だよね
むしろお前が背中にラティアスを乗っけてやれよ

そういえばラティアスといえばHGSSで石集めがラティアス達を追いかけ回していたじゃあないですか
もしかしてあの時点から既にRSリメイクで乗り物にしようと決めていて、生け捕りにしようとしていたのだろうか


* * *


さらに何個かポエムを呟いたあと、石集めが別れの挨拶をしてきます

ダイゴ:
もし 次に 出会うことが あったなら
ボクと ポケモンたちに
その 答えを 教えてくれると うれしいな
……じゃ


いつもだと「また会えたらいいね」だの「また会おう」だの言うのに、ここでは言いません
「ボクとポケモンたちに教えてくれ」って事は、次会う時はバトルしようぜって事ですね
フレンドリーなように見せかけて内心闘争心を燃やしている石集めときたら全くもって強くてすごいよね
そしてとうとう別れの挨拶が「じゃ」のみになりました
次会った時には「じ」になっていると思う

しかしダイゴロウは「君が祠の中にいる間ボクは救助活動をしていたんだよ」とか自分頑張ったアピールを一切しないのがカッコいいよね
人知れず見返りを求めずぺそぺそ頑張るところはポケスペのダイゴロウにも受け継がれている


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α|シカト問題

ここでのやり取りで、終始石集めがお隣さんのユウキ君をスルーしていた件が気にかかる
体験版でも♂♀主人公達と石集めが絡むシーンがあるんだけどさ、体験版ダイゴロウときたらお隣さんのハルカちゃんにきちんと別れの挨拶をしているんですよ





体験版での子供達は製品版を買うかもしれないお客様だから丁重に扱うけど、実際に製品版を購入したやつに用は無いから適当な態度とかそういう事なの?





あと、主人公はナチュラルにダイゴロウの事を呼び捨てだけど、お隣さんはダイゴロウをさん付けで呼ぶのです


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α|ユウキ君のターン

さて、石集めが居なくなった後のユウキ君の様子を見てみましょう





_人人人人人人人人人人人人_
> やっとスッキリしたな <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


それまで大人しく石集めの長話を拝聴していたユウキ君は、主人公と二人きりになった瞬間にまるで部屋から粗大ゴミが無くなったかのような、はたまた悩まされていた便秘が解消された時のような酷い台詞を吐くのです

ユウキ君はダイゴロウが居なくなるとスッキリするらしい
そうなんだ
ダイゴ…… かわいそうに

まあユウキ君から見たダイゴロウなんてやたらと主人公に馴れ馴れしい長話おじさんだから仕方ないよね


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α|攻略本問題

突然ですが攻略本で石集めがどういう風に語られているのか気になったので押入れからRSとEとORASの攻略本を引っ張り出してきました

私の所持している攻略本はRS・E・ORASすべて元宮秀介さんという人が編集したものです
巻末に監修:ゲーフリと書かれているので、この本に載せられている情報は信頼のおけるものと見て良さそうです


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RSもEも、そしてORASも攻略本巻頭にホウエン地方の全体マップが付いていて、マップの右上に「重要施設を紹介しています」的な説明文が載っています

そしてトクサネシティの項目で「ダイゴの家」が紹介されているのです
公式的に「ダイゴの家」は重要施設なんですね


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まずは人物紹介ページから見ていきましょう

RSの攻略本には人物紹介ページがあり、そこで石集めが小さくチャンピオンとして紹介されています
すべてのポケモントレーナーの頂点に立つとか、最高の実力者とか、特別な存在とか書かれておりかなりageられています
こういう説明をされると石集めがなんだかとてもカッコいい人間に思えてくるから強くてすごいですね

ちなみにEの攻略本では人物紹介ページそのものがありません
が、何故かストーリー攻略の章の表紙にめっちゃでっかく石集めとメタグロスとボスゴドラ(全て公式絵)が描かれています

拡大された公式絵の石集めをよーく見ると、首元のスカーフとお腹部分の紫のギザギザに模様が入っているのが分かります
RSEの石集めのスカーフは模様と色のせいでどうにも牛肉に見えます
ちなみにORAS石集めのスカーフには模様が入っていません
牛肉に見えるからやめたのでしょうか

ORASの攻略本の人物紹介ページではなんと丸々1ページ使って石集めの紹介がなされています

名前役職公式絵とキメ台詞のみが記載されており、シンプルでスタイリッシュな構成です
ちなみに台詞は120番道路で言っていた「ボクは頑張っているトレーナーとポケモンがなんたらかんたら」です
アニメのダイゴ氏も言っていたアレです
誰にでもホイホイ言っているアレです
公式的に石集めの一番のキメ台詞はアレなのでしょう

個人的にダイゴロウの一番の台詞といったらRSのなにもないから恥ずk以下略


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次はストーリー攻略ページを見ていきましょう

RSの攻略本ではストーリー攻略には関係ない、モブが語った石集めについての噂や小ネタをコラムとして取り上げており読んでいて楽しいです
が、何故か殿堂入り後にダイゴのダンバルが入手できる旨が記載されておりません

Eの攻略本では上記のコラムが無くなっていますが、殿堂入り後のダンバルについては「嬉しいプレゼントだ」と記載されています

ORASはかなり丁寧に画像付きで野生の石集めとの触れ合いが描かれていますが、石集めに関する小ネタコラムは全くありません
殿堂入り後のダンバルについては記載されています


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ところで118番道路での石集めの有様の描写が、RSとEで違っていて面白いです

RSの方は「主人公に「君の名前を覚えておく」といいポケモンの育て方について話をし、「また会えるといいね」と言い去って行く」と好意的な書かれ方をしているのに、Eだと「ポケモンについて一方的に喋るとすぐに去ってしまう」とかかなり適当な描写になります

記事の扱いもRSでは文章の横にゲーム画面が添えられているという丁寧なものに対し、Eの方はページの隅のミニコラム的な扱いになっちゃっています
ダイゴ…… かわいそうに


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トクサネシティのページも見比べてみました

■RS
ステップ2にダイゴの家を訪れようという項目
ページ端に「ダイゴはトクサネシティの住人だった」というミニコラムがある

■E
ダイゴの家を訪れようという項目はない

■ORAS
ステップ1にダイゴの家を訪れようという項目


ORASのトクサネシティ攻略ページは、ステップ1に「ダイゴの集めた石を鑑賞しよう」という項目があるのですが、RS・Eだとステップ1が「トクサネでしか買えないボールを買おう!」になっています
ボールに負けるダイゴ…… かわいそうに



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