ロイさまを養う


「今日はカレーを作ってみたのだ!」
「マジでか!ックゥー!!早く食べよ!!」
「え、う、うん……といっても今日のカレーはレトルトカレーだけどn」
「んーーーーー!!???」
「っど、どうしたロイ」
「ありえない…フィオ…あんたって奴は…!!」
「はいっ!?」
「レトルトカレーを胸張って作ったんだと言って食卓に出してくる。百歩譲ってそれは…許そう。でもこのレトルトカレー……………温めてすらいないじゃないか!!ただの白いご飯に茶色い塊がのしかかってるだけ!これじゃ白いご飯がかわいそうでしょうがない!というかよくこんな状態でカレーとして出そうと思ったな!フィオはこれが食えるのか!?食ってみろよ!!」
「んむ…普通に、食べれるけど。むぐむぐ」
「あ、ありえない……あんたはこれまで、どんなものを食べて生きてきたんだ……」
「ロイ、カレー食べないの?」
「…小鍋とか、ある? 俺はこの塊を溶かしてから食べるね……」
「小鍋?そんなもの、ないけど」
「えっ」

ーーー
フィオさんは料理しないひと…

130307
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