元就さまでコンビニネタ1


最初に言っておきますが、私、緑色が好きです。
そしてこれは、緑色が好きな方に喧嘩売ってる訳ではないです…。
― ― ―
(高校生・なり様がクラスメイト)
(登場するタバコ:女性に人気の でゅお というものがモデルです。普通のタバコが1箱20本入りなのに対して でゅお は1箱が通常の半サイズ(10本入)で半分の価格、同銘柄に色柄が複数あり赤・黒・薄ピンク・ショッキングピンク・薄水色・紫・緑(で全色かな)とカラフルなのが特徴です。多分。2011年12月現在)



(年上のクルーさんが入れ替わりにバイト上がる。そうしてタバコを買いにやってきて、)
「フィオ、いつものタバコ。3つ」
「はーいお疲れ様でーす(えっと、タバコ…でゅおでゅお… 緑のが嫌いって言ってたから、緑以外を選んであげなきゃn… って、あら、) うっわwwちょっと見て下さいよwwwここに入ってるタバコ5コ中3コが緑だなんてなってますよwwww溜まりすぎですww」
「うわっww何これwww」
「姉さんが緑君のこといじめるからですよww」
「なんかきもい光景wwww」
「(きもいって…おまww酷いッスww)たまには緑も買ってあげてくださいww」
「でも緑ってさ……色からして陰湿な感じだよねwwwwwwなんかさwwwww」
「えっ(…緑が陰湿? おいおいそりゃないだろ私実は緑好きなんだが…! 緑を差別するなー!!そして緑を買えー!!)」
「どうせ私買った後このタバコ補充するんでしょ? んじゃ新しいのから赤一つ取ってよ」
「…はいはーーーい(…この人怒らせると怖いんだよな…(←結局「緑買えよ」だなんて言えなかった)」



「いらっしゃ… …あれ、…なり、君?」
「…ああ」
「あー…、なんか、なり君にコンビニ来るってイメージ無かったから…まさかこんな所で、こんな形で出会うとは…」
「だからそんな阿呆面をしておるのか? さっさと会計をしろ。我は客ぞ」
「はいはーい!いらっしゃいませー!(とびっきりの営業スマイル)」
「…気分が悪い。その顔をやめよ」
「しっつれいな…でもそんな冷たい反応のなり君が…好きよ…」
「この者、接客態度がなっておらぬな。…店主は何処だ」
「んもー、申し訳ありませんー! 314円でーす!」
「…フィオよ」
「はいー(おにぎり1つにペットボトルのお茶一本、大福1つ… これまさかなり君の晩ご飯じゃないよね…)」
「貴様、緑は好まぬのか」
「は …えっ?」
「緑は好まぬのかと聞いている」
「何? みどり?」
「先程、その緑色の煙草を見て陰湿だとあの女は言ったであろう。貴様はそれを否定しなかった」
「ああ…… なり君よ…その事に…触れてしまったな……?」
「は?」
「…なり君、22時から、ヒマ?」
「22時? おい、そんな時間に何を」
「付き合え」
「付き… 何だと?」
「私の愚痴に付き合えぇえええええーーー!!!!」



「待たせたな…」
「…我は早朝に日輪を拝む故、早々に切り上げてもらいたいのだが」
「大丈夫。寝かさないだけ愚痴ネタはたぁんまりあるから!!」
「…フィオ」
「そうと決まれば食糧買い込まないと…へへっ…」
「……(我から話をしようと声をかけたのではなかっただろうか…)(全く…)」


― ― ―
バイト終わりにバイト先で待ち合わせ。買い物どっさりして、早くもげんなりななり様。
うん、普通に仲良しな二人ですね。緑の話はどっか飛びましたね。
話の流れがなんかおかしいですが…まあ気にしちゃ負けです。
普段友達には愚痴吐かないフィオさんだけど、きっかけを作ってしまったなり様のおかげで不満がボカーンと大爆発してしまうのでした。
「今日はこうで、この前はこうだったでしょ? あっそういやこんなことも、ああそうだったなぁあの時。あれがこうこうでうんうん、そして忘れられないのが…」終わりが見えないマシンガントーク。
でもなり様はああとかうむとかそうかとか上手く相槌入れてくれて、そうして寝ずに迎えた日輪に二人で両手を広げてお出迎え。
\ 日輪よ! /

…その後、しばしのなり様説教タイムが入ります。
「貴様よくもまあそれだけ溜め込んでいたものをぶち撒けてくれたな。貴様に付き合う我の身にもなってみろ。大体貴様はいい加減すぎるなんだその優柔不断さは貴様が考えをまとめようとしないまま取り組む故にそれなりの妥当な結果になるのだぞそのせいでいつも泣きを見ておるのだろう今回の事のように…毎度毎度学習しないというよりはもう諦めているのか向上心が欠落しているのかああそうであったな貴様は試験の度の提出課題を毎回出しそびれるせいで平常点を欠き試験自体の点数は良いくせに成績は目も向けられない程酷いもの全く貴様には呆れて物も言えぬいやとっくに呆れてはいたが周りの存在にも「真面目にやれ」と口酸っぱく言われておるというのに嗚呼嘆かわしい我も次第に苛ついてきた…何故だ。そうだ、貴様だ。貴様のせいよ。貴様が愚痴愚痴としたものを一気に我に浴びせ掛けたせいで一睡も出来ず、常と浴びる日輪の光が常と異なり目などはもう焼け爛れるように痛むではないか(ごしごし)。よいかフィオ、我には日輪を迎える日課があることは知っておろう。一つ溜めたのなら一つ。即、我に言え。二つ溜めたのなら一つ、一つ、早いうちに我に言え。…今回のように夜通し掛かるものなどに今後我は付き合えぬぞ。日輪の光を遮るその愚かさ、…貴様が一体どうなってしまうのか、想像しておくことぞ」
「……zzz…」
「貴様起きぬか!!!!!この馬鹿者が!!!!!!」

こんなのが許される間柄だといい。



煙草の「緑いっぱいwwww緑って陰湿っぽくて駄目wwww」らへんまでが昨日のバイト中の実話で、
(どんだけ緑嫌いなんだよ…緑好きの私(公表してる訳じゃないが)に対する嫌がらせかちくしょー でも緑かぁ…緑と言えばもーりもとなり…「我を理解するものはこの世で我一人よ(うろ)」「我一人で十分よ…十二分よ…(いじいじ)」 …はぶかれていじけてるようにしか見えないよこのなり様…じゃなくて緑のタバコ…)
買われた後のタバコの補充してる時にそんな感じのこと考えてたらそれこそ気持ち悪くニヤけてしまった自分…仕事中なのにニヤけが止まらない自分…… て、てへぺろっ☆(…)

なり様の口調(というか、古語?)が勉強不足すぎて…反省orz

11/12/02
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