[sonic]シャドウさんとほのぼの


「おはようございます」
「……………フィオ、気配を消して近付くのはやめてくれ」
「シャドウが寝てるのを起こしちゃいけないと思って、ですよ」
「…何か用があるのか?」
「用?」
「僕を呼びに来たんじゃないのか」
「いえ、用という用はないんですけど」
「けど、何だ」
「…シャドウの側に居たかったんです。なんて言うんでしょ…寂しい? そんな気持ちになって…」
「大丈夫か? 身体の調子が悪いのか?」
「うーん、胸の真ん中に穴があいたような、空虚な気持ちになるんです」
「向こうにはソニック達が居ただろう」
「ソニックが、シャドウの所に行けって…」
「あいつは…」
「…シャドウもこんな気持ちになったことありませんか? 私、たまにこんな気持ちになるんです」
「……」
「……」
「…寝るか?」
「…ここで、ですか?」
「ここは温かいし、そよ風が気持ちいいぞ」
「はい、じゃあ、お隣り失礼します…」


― ― ―
「アイツらは同じ痛みを背負ってる。あの二人にしか分からないものだってあるだろうさ」
傷痕のあたためあい。
コンビ愛的な。

13/01/09
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