【現パロ】のばらとゆりめも2


「……」
「こんにちは、フリオニール君」
「こ、こんにち、は…!」
「…! "女神"サンだ…! フリオニール、あのフィオサンが!」
「フリオニール君がこのクラスだって聞いて来たのだけれど、良かった。合ってた」
「あ、は、い…?」
「あなたにこれを渡したくって。…あの時に指を切ったでしょう? あなたは放っておけば治るって言ったけれど、私、どうしても気になって… ばんそうこうを持ってきたの」
「いやっ、こんなの俺全然平気ですから、あの、大丈夫なんで…」
「…フリオニール君」
「はっはい」
「指、出して」
「で、も」
「フリオニール君」
「……………はい」
「…ごめんなさい。怪我した時にすぐ貼れたらよかったのだけれど… フリオニール君のためにばんそうこうはいつでも持ち歩くようにする。また怪我したらすぐ貼るから、いつでも私に言ってね」
「…はい」
「私、行くね。またね、フリオニール君」
「…はい」
「………ふ、フリオニール…」
「…はい」
「…フリオニール?」
「…はい」
「!? おいっフリオニール!しっかりしろ! 俺だよ!ティーダッス!今お前の目の前にいるのはティーダだよ!」
「あ、ああ…ティーダ…」
「…フリオニールってば、大丈夫ッスか?なんかヤバくないッスか?」
「………ゆび」
「指?」
「…やわらかかった…」
「…フリオニール…(どうしよう、笑ってもいい所だよな、コレ…)」

- - -
ティーダとは同じクラス。
フリオニールが回を追うごとにシャイボーイこじらせていきそうです…
150809
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