チラ裏めも


コンビニ寄ってペットボトルのジュースとおにぎりを購入。
今日の晩飯はこれでいいかと手押しのドアを押した所で見知った顔と出会った。

「よっ、フィオ」
「……やあ」

……正直、今はあまり気分が優れなかった。さっさと帰ってシャワーを浴びて寝てしまいたかった。
機嫌の悪い人からの支離滅裂な八つ当たりを受け、どこからか聞こえてきた陰口に「陰で言えよ」と心の中で毒づき、間違っている人の意見を真っ向から論破したら平手を返された。ジンジン痛む頬は帰り道を歩いている内に皮膚を刺すように吹いてくる寒風のせいに思えてきた。
良くも知らない人たちから何言われようと知ったこっちゃないが、私にも限度はある。
…このクソ寒い中、こんな目に遭うためにわざわざ外出しようと思った今朝の自分に腹が立っているのだ。
寒いのは苦手だ。身体が言う事を聞かなくなるし。
同じクソでもクソ暑い真夏であったならまだ許せたのかもしれない。“かも”レベルの話だけど。

「今日は寒いよなぁ…あったかい飲み物でも買おうかなと思って寄ったんだ。フィオは?」
「これと言った用は無いけど…」
「おにぎり買ったのかー。晩飯までの繋ぎ? でも今食うと晩飯食えなくならないか? あ、フィオの家って晩飯遅いのか?」
「あー、うん……」

返事まで適当になってくる。これも寒さのせいだ……


- - -
中途半端ですがこんなメモ発掘したのでうp
メモの作成日付は2012年2月とある。
多分仕事でもやもやしてた時のもの…です。
さすがに平手打ちは受けてないですけれど。

150115
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