ロイさまと体力チェーック


「なにしてるの…?」
「何って、腕立て伏せ」
「うでたてふせ…」
「身体が鈍ってしょうがなくって筋トレしてるんだ」
「はぁ」
「ふう…次は腹筋でもするかな。フィオ、足を押さえてくれないか?」
「足? こんな感じでいいのかな?」
「ありがと。ふんっ…」
「……」
「…っ、なに、見てんだ、よっ」
「いや、そりゃ見るでしょう。他に見るとこないし」
「かと言って、見つめ合うのも、変だと、思うけどっ」
「…上半身裸でやれば? 腹筋してる時の腹筋の様子、見てみたいなぁ〜」
「服脱ぐの、めんどくさいから、却下!」
「どーせ汗かいて服脱ぐでしょ? 変な所でケチくさいんだから…」
「変な所で、ケチ… …っハイ、腹筋これで終わりーっ! なんだか倍疲れたなぁ」
「私のサポートのおかげだね」
「そうだよアンタのせいだよ。んじゃフィオもやってみるか? 腹筋」
「はい?」
「腹筋」
「なんでそうなるんだろう…」
「ロイ様直々にフィオの体力を見てやろうってんだ。1回や2回ならそんな減るもんじゃないし、ほら、足」
「…引きこもりの体力、舐めてもらっちゃ困るんだけど」
「はいはい。いいよ、始めて」
「フンッ……!」
「おっ」
「…〜〜! もう無理ィ!!」
「頑張れ!頭は浮いたぞ!次は背中を…!」
「んんんんん!!」
「頑張れ頑張れっ!よしっ、もうちょっとだ!もっと腹に、腹に力を入れるんだ!」
「んああああああ!!!!」
「よっしゃあー!! はい。腹筋1回出来た」
「ハアッ…冗談じゃない…だから舐めるなって言ったんだ…」
「フィオ…すごいな、アンタはホント…なんて言うか、すごいよ…」
「…だろ?」
「褒めてないからな?」

- - -
なんだこれは

150115
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