もしも:ロイに一目惚れしたら1


「彼はロイ。今日からロイも"スマッシュブラザーズ"の仲間入りだ」

「はじめまして! 俺、ロイって言います! 体を動かす事なら大体好きです!」
「ロイが今回の最後のメンバーだね。…これで全員が揃ったって訳だ」
「新参者ですが皆さんに負ける気はさらさらありません! よろしくお願いしますっ!!」

「(…言うねー)」
「彼ね、僕の後輩らしいんだ」
「へえ。確かに格好はマルスのと似てるね」
「…初々しいなぁ。僕の時もこんな感じだったかな。でも彼はなんだか、一層若々しいというか…」
「なに言ってんの。マルスがそんな事言ってたら一緒の頃に来た私もオバサンみたいに聞こえるじゃないのさ。まだまだ若いよ、私は」
「あはは。…あ、」
「ん?」
「…こんにちは! あなたがマルスさんですよね? 俺の部屋はマルスさんの隣だから、あなたに案内してもらうようにって」
「部屋の案内の話は聞いてたよ。じゃ、ついでに館内グルッと回って、主要な場所の説明もするよ」
「ありがとうございます」
「あ、あの!」
「ん?」
「…あ、俺、ですか?」
「はい! 私も一緒に案内します!」
「あ、ありがとうございます。えっと、名前は…」
「私はフィオ、フィオって言いますです!」
「フィオ、さん」
「! はい!よろしくです!! まずはココ、食堂で──…」
「(うーん、僕の案内は出る幕ないかな…)」

- - -
もしもフィオさんがスマデラ参戦者だったらなお話。変わったのは同じ土俵で出会ったって事だけど、根本的にはきっと変わらない。
スマメンバとの絡みも交えて行きたいよね。なんとなくマルス贔屓になりがちな気はしています。
141130
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