竜ロイと仲良くなり隊


「るーたん、どったの?」
「るーたん、やめろ」
「ん、ごめん」
「、なに、近くに来るな」
「私は君の近くに行きたいの」
「嫌だ」
「嫌なのがイヤだ!」
「は?」
「君が嫌ならやめる。そのかわりに、君が嫌じゃないことをやってみて」
「? 意味が分からない」
「君は私になにかしてほしいことはある?」
「オマエ、に? ……??」
「ないかな。私に出来る範囲のことならいいんだけれど…」
「……………ここに座れ」
「ん、ここ?」
「ここだ」
「わかった」
「……」
「で?」
「…で?」
「ん? 他にはないの、かな?」
「……」
「…眉間にシワ寄せないの」
「シワ…」
「…本、読んでてもいい?」
「勝手にしろ」
「ありがと」
「……」
「……」
「……、喋っても、いいぞ」
「ん? うん。」
「……」
「……(喋ってもいいぞって、なんだ?どういう意味の…)」
「……(じぃ)」
「(もしかしておしゃべりしたいのかな…?)」
「……(じぃぃ)」
「……(ニコッ)」
「!」
「…ロイ、字は読める?」
「読める」
「じゃあ一緒に本読む? 私が文章読み上げるから」
「一緒に読む」
「うん。一緒に読もうね」

- - -
るーろいたんに言葉を教えようの会会長フィオさん。
ちなみにるーろいたんは字(ちょっとしか)読めません(でもちょっとだけ読めるから「(字は)読める」)。喋るのもへたっぴ。…自己表現はしたい。でも上手く出来なくていっつもむっすりちゃん。
そんな彼の自己嫌悪の加速を止める為にフィオさんは心を砕きたいのでした…(予告風)
ロイへの恩返しだったりとか… めもめも

140513
(140425)
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