構ってほしいロイさま


「ただーいまぁー…」
「おかえりー。っておいおい、玄関で寝っ転がるなよ…そんなに疲れたのか」
「徹夜明けのインドア娘に一日中外での仕事与えられたら、そりゃここまで疲れもしますよぉ…」
「次の日仕事あるって分かってるのに徹夜するアンタが悪い。ほら、せめてベッドまで、」
「……」
「フィオ?」
「………」
「寝て…やがる… っ、まだ寝るな!寝たら死ぬぞー!」
「う、ん…」
「…くっそ、一人で立てってば〜!重いーっ!」
「…ん、すま…ん…」

- - -

「どっ、こぉい、せいっ!」
「ぶふっ」
「っあー重かったぁ。今のでドッと疲れたよ俺…」
「……………ろい…」
「…ん?」
「あり、あと…ね……」
「ああ。…もう寝ていいよ。ぐっすり寝なさい」
「……」

- - -

「……起きろ、フィオ」
「……」
「起きろよ、フィオ」
「……」
「……フィオ…」
「…ぅ……」
「、」
「……」
「つまんない… はやく、朝にならないかな…」

- - -
疲れてるなら寝ていいよ?って優しい言葉をかけたげるロイさまだけど、フィオさん寝ちゃうとロイさまは一人ぼっちになっちゃう。フィオさんの帰りをずっと待ってたのにいざ帰ってきたと思ったら即寝しやがってくっそう寂しいじゃねーかコンチクチョーめ!ぐすっ っていうロイさま。

131218
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