『傷付けるということ』長男くんめも


「もう」
「ぐッ」
「…やめないか、フィオ」
「お前なんか…殺してやる…」
「フィオ」
「お前という存在を"消去"してやる…この世の全てから…お前なんか…」
「どうして、そんな事を言うんだ」
「お前が憎いんだよ!目障りだ…殺して…やる…っ」
「…やめろ」
「…ッじゃあお前は!お前は…死ねっていうのか!?」
「……」
「"私"に…死んでほしいのか…?」
「…だから、やめろって言ってるだろ…」
「いやだ…こんな思いを抱えて生きていくのは、もう…」
「…フィオ、やめよう」
「オレには分からない。どうしたらこの"傷"は癒えるんだ…? 怖いんだ、オレは…」
「…やめろ」
「痛みがやまない。オレは…助からないのかな…」
「やめろって…!」
「ロイ…オレを助けてくれ…ッ」


- - -
傷付けられ激昂して、傷を付けた相手に噛みつく。そんなことしても己の傷が癒えるわけがなく、傷口から溢れだす■■。傷が痛くて泣いて、その姿を相手は憐れみ傷を舐めてやろうとするけど、それがまた怒りを呼び起こす。収まらないのは、傷の痛みと零れ落ちる■■。

ロイさまの情は"フィオ"には毒ですからね… 痛いんですね〜痛くて痛くて、痛みが憎しみにすり替わって「テメェふざけんなぶっころしてやる!!」ってアッチに向ける発言自体が自分の傷に塩塗ってんのに気付けていませんね〜 相手も傷ついてるんだけど、言ってる本人のがいてぇっての分かってんですねさすがですねロイさま。
フィオさんとは長い付き合いだからね。基本フィオさんとフィオくんは同じ応対で対処出来るから、…手のかかる子ですが、理解出来れば結構単純でたやすい子ですよ。かわいいですね〜フィオ〜

…なんだこのム●ゴロウさん的なノリは。てことでロイ←フィオくんでした。
ロイさまは"気付いた"後は結構ドライで、でもどうすればいつものフィオさんが戻ってくるのか、と同時にもしフィオさんがもう二度と戻らない事態になった時をの事を考えて、内心イライラしています(苦笑)

- - -
「オレを助けてくれ…ッ」
へのロイさまアンサーがこちら。

つ『 だ が 断 る(どーん)』フィオくんには悪いけど、ウチのめんこはフィオさんだからね…^^
フィオくんの設定はまだまだあやふやだけど、しっかりさせないといけない所だから頑張らなきゃな…

- - -
フィオくん→"フィオ"の男性人格
フィオさん→"フィオ"の女性人格
私がこの子をさん付けで呼ぶのはこれが理由。

ちなみに、この傷はロイさまのせいでついたようなもんだけど、ロイさまから与えられるものを"傷だ"と思い込ませたのはフィオさんで。
だからフィオくんがフィオさんに向けて感情をぶつけてるっていうのが本当の内容、でした。本当は。
ロイさまはそれに巻き込まれたダケー^ワ^
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131215
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