マグ兄、きづかう。2


「言っておくけど、私は食べなかったんじゃない。食べられなかったんだ…人間用の食糧が底をついていたからね。買いに行くのも面倒だったし、本当にヤバくなったら買いに行こうと…」
「その本当にヤバいのが今じゃないですかッ!! やっぱりフィオさんは馬鹿です!何考えてるのか俺にはサッパリです!」
「あ、私猫舌だから」
「はい!?なんですか!」
「だから、おかゆくれるのは嬉しいんだけど、ふーふーしてくれないと食べられないよ」
「"ふーふー"? 何言ってるんです?」
「ふーふーって息吹きかけておかゆを冷ましてくれないと熱くて口には出来ないって」
「息を…?はぁ、わ、わかりました…」
「………躊躇なく、マスクを外したね」
「? あなたが息を吹きかけろと言ったんじゃないですか。だからマスクを外したんですよ… よし、ふー…ふー…」
「(『ふーふー』って本当に言ってる…)はい、あーん」
「? あーん、?」
「ん」
「美味しい、ですか…?」
「ん… まあ、まあ…」
「まあまあ…」
「はい、あーん」
「あーん…?」
「ん〜…」
「……(汗)」


- - -
…もうええわ。
マグさんをマスクレスにしたかったっていうはなし。
「今度メタルにおかゆの作り方を教わるといいよ。あの人の結構美味しいから」「(メタルさんぐぎぎ)」っていうのに続こうとしたけど蛇足だと思ってやめた。

「"指揮官が"…そんなことでは…」マグさんからフィオさんへのささやかな仕返し…>『マグ兄、おねぼけさん。』→「サーズリーダーがそんなことでどうする」

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