マグ兄、おねぼけさん。2


「ただいまみんな!」
「これは…なんて言ったらいい状況なんだろう…」
「ウッド先輩じゃん!どーしたの?ってアレ?先輩はこの磁力平気なの!?」
「ええと、そうみたい…?」
「ウッドのボディはほぼ檜だからね。でウッド、相談なんだけど」
「うん。僕はどうすればいいの?」
「ちょっとあの子にリーフシールド喰らわせてやって」
「えっ」
「マグネットを叩き起こすんだよ。こんな風にみんなに迷惑掛けくさった彼の事をやさし〜く起こしてあげるなんて、私はそんな女神じゃないからね。みんなもこの状況早く何とかしてほしいでしょ?」
「まあ…」
「確かに!」
「あ〜、フィオと〜セカンズのウッド先輩だぁ〜 どうしたんですかぁ〜? …っあれぇ〜〜〜???」
「スパーク!?」
「いてて〜 どうなってるのコレ〜? 手が天井に突き刺さっちゃった〜」
「…後輩機を傷つけたくない気持ちは分かる。でもこれ以上犠牲者を増やさないために…お願い、ウッド」
「…仕方なく、なんだからね」
「…よろしく頼む、ウッドマン」
「…リーフシールド!…で、コレをマグネットに向けて…発射!」
「いけっ!」
「…ぐうッ!!」
「よっしゃ起きた!」
「!」
「落ちる〜!」
「うわ〜」
「!?」
「…よしよし、みんなちゃんと落ちたね?」
「シャドーは天井に刺さったまま別の意味でオチてるけどね〜…引っ張らなきゃ」
「…んで、マグネットさん?」
「…、…あれ、フィオさん?どうしたんですか? ん、磁場バランサーの規定値がいつもとズレている…どうしたんだ」
「『どうしたんだ』じゃないよおバカ!! あなたねぇ…!磁力を操るっていうロボットにとってチート級の能力持たされてるんだから相応の扱い方しなさいよ!しかも仮にもあなたサーズのリーダーでしょうが! それがこんなドジっ子みたいなトラブル起こして『やっちゃったテヘッ☆』じゃメンバーに示しがつかないよ!?」
「は、はぁ……?」
「…〜〜ッ!まだ寝惚けてんのかッ!!」
「!! す、すみませ…ん?」
「こうなりゃみっちり特訓するしかないな… よし、私からあなたに特別な訓練を課そうじゃないか…」
「(う、フィオのニヤニヤ顔…まさかまた変な事考えてるんじゃ…)フィオ…?」

- - -
よくよく考えたらニーにぃ(ニードル兄 でニーにぃ)は腕がバスターでニードルキャノン打てるんだよな…?それでマグを撃てる()んぢゃないか…?^^;

131211
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