マグさんはマッサージが上手いと聞いて


「あっ(いかん気持ち良くて声出そう)」
「背中がこってますね。背骨も少し曲がってますよ…替えがきかない人間の身体なんですからもう少し気をつけてください」
「んあーぎもぢぃ〜…痛気持ちいい〜…」
「…フィオさん、俺の話聞いてます?」
「うんうん。腰もちょっとキてるんだぁ〜… 腰痛にいい感じのツボがあったらグイグイしてほしい〜」
「聞いてないじゃないですか。…腰ですか?服の上からだと効き目薄いと思いますけど、押してみますよ」
「…いィッ!? ッつーー〜〜〜っ…!!!」
「い、痛いですか!?」
「いたい…けど気持ちいい… マグ、もっと…もっとやって…」
「大丈夫ですか…? やりすぎたせいで仕事に支障が出たなんて言われたら、俺はセカンズの皆さんに顔向けできませんけど…」
「今はセカンズの事より私を優先して。マグ、これは命令よ」
「……、そう言われたら俺はどうしようもないじゃないですか…卑怯ですよ、フィオさん」
「いいから、早く…」
「…どうなっても知りませんからね」
「……」
「……」
「……っ…」
「大丈夫ですか」
「……」
「……」
「…うくっ……」
「大丈夫ですか」
「……」
「……」
「……はあっ… う…」
「大丈夫ですか…」
「…くどい…」
「すみません…」
「…ぁ、っつ……」
「……」


\キラリラリーン/


「…(ん、タイムストッパーのセンサーが反応して…?)」
「…なーにしてんだ、コイツら…」
「……それはコッチのセリフだよ、フラッシュ」
「ゲッ、フィオ…! また"ソレ"持ってたのかよっ」
「もちろん。いつあんたが"イタズラ"するか分からんからね。…ね?」
「…んで、お前らは仲良く何してたワケ?」
「見たら分かるよね。マグネットに愛撫してもらってたの」
「愛撫って、ちょ、おま…」
「――と思って部屋に入って来たんでしょ? お得意のタイムストッパーまで使って…」
「…べ、別に俺は」
「…、マグネットがマッサージが得意だっていうから披露してもらってたんだよ。確かに自分で得意だって言うだけあって、結構気持ちいいんだわこれが… ロボットには分からんだろうけどね」
「……」
「…そろそろタイムストッパーが切れる頃じゃない?」
「おっ、と?」

(グイッ)

「…ああッ!!」
「!?」
「!? だ、大丈夫ですかフィオさ… え? な、なんでフラッシュさんが此処に…!?」
「……」
「…〜〜ッ、マグ…ネットォォ…」
「な、何ですか? えっ、フィオさんなんで怒ってるんですか? 痛かったですか?気持ち良くなかったんですかっ!?」
「うるさいッ問答無用!!」
「な、なんなんですかー!?」

「……(汗)」


- - -
時止め解除の瞬間気が緩んでて、丁度マグネットが力入れて揉み込んだもんだから不覚にも上げてしまった荒げた声をまさかフラッシュに聞かれることになるなんてくそう恥ずかしィー!マグのバカバカー!ええーっこの加減で丁度良いって言うからそのまま続けてただけなのにいきなり大きな声出したのはフィオさんじゃないですか何でいきなり声が大きくなったのかは知りませんけど!…ってオイ俺は蚊帳の外かよ…ってか、えーと、俺はどうすればいいんだ?なんか、気まずい…うん、入って来なきゃ良かった…かな(汗)

っていう感じとか

131211
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