ひかれた蛇/蛇足


「あっ!フィオさん!」
「、スネーク」
「フィオさん!フィオさ〜ん!」
「…そんなにくっつかないでよ。逃げないから」
「やーですっ! ねぇフィオさん、また俺にお仕事回してくれませんか? 俺、頑張りますから!ねっ?」
「あなたの“頑張る”は怖いんだよ…」
「えー!? 一生懸命頑張りますよ! 俺、フィオさんのためなら死んでもイイと思ってますよ!それくらい俺、」
「死んでもいいとか軽々しく言うな。怒るよ?」
「怒ったフィオさんも見てみたいかも〜 …な〜んちゃって」
「なら、怒るかわりにスネークの事を嫌いになろうかな」
「俺を嫌いに!? そっ、それはダメです! フィオさんには好かれたいですから! あっフィオさん、俺のこと今どれくらい好きですか!?気になります!」
「今日の君は随分絡んでくるなぁ。…うーん、どれくらい好き、か。…まず私が君を好きなことが前提なんだな」
「勿論!」
「……、そうだなぁ、次の任務を無傷で帰って来たら教えてあげてもいいかな」
「ホントですか!? よーし!頑張ります! …で!お仕事無いですか?任務無いですか!?ねえねえフィオさん!」
「ああもうなんでこう騒がしい!どっかバグってんのかなこの子!」

- - -
気になるあの人の気を引きたくて彼女から任務受けて、張り切って出しゃばりすぎて後援機なのに前線出て行くから任務は成功させたけどボロボロになって帰還。
その修理でまた彼女を一人占めしちゃうぞ〜やった〜と安直な考えで向こうが(私がこの任務を彼に任せなければ… と)傷付いているのにはまだ気付けない蛇ちゃんでしたとさ。
幼児とおんなじで、大好きなマンマを一人占めしたいがためにいたずらやアピールに必死になっとる。手口はちょっとずるいけど、想いは純粋。向いてる方向はちょっと危ない。
というジュージュン系へびちゃん。

131005
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