エレキさんは格好良い気がする1


「木に帽子が…どうしよう…」
「何やってんだよ〜 おりゃ!」
「あっ、ありがと… …っあ…」
「あっちゃ〜!ゴメンゴメン、やっちまった!」
「(帽子を取ってもらったはいいけど、ローリングカッターで穴あいちゃったな…)」
「帽子を風に飛ばすドンくさいお前が悪いんだぞ!」
「ええー… でもありがとう、カット君。手間掛けさせてごめんね?」
「いいってことよ!」
「(変装用の帽子だったんだけど…まあいいか)」
「……」

 // 

「ロック君、ロールちゃん、みなさん… 今日はありがとうございました」
「フィオさんのお役に立てたならよかったです」
「しっかりとモノにしてくださいね!」
「はーい。じゃあみなさん、また来ますね!」
「私も街の方に用事があります。途中までお送りしましょう」
「えっ? いや、私は別に、」
「エレキ、帰りに牛乳買ってきてね!」
「全く、ロボット遣いの荒い… 分かった。買ってくる」
「(ロールちゃん…箒を振り上げる姿も可愛いなー)あの、エレキさん、」
「行きましょう。そうでないとロックやロール達はいつまでも貴女を帰さないつもりですよ?」
「は、あの、…はぁ(まずい、上手く基地に帰れるかな…)」

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『DWN側のフィオさんが素性を隠してDr.ライトの研究所に侵入し、家庭用ロボットであるロックとロールにお料理を教えてもらっている』という、どうでもいいバックライトであります。

131005
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