ウッドとココアを飲もう2


「えへへ…」
「どうしたの?」
「フィオって優しいよねって思って、それで笑ったの」
「私が?優しい?」
「他の人達にも優しいけど、ぼくには特別優しいなって思ったの」
「…そう? でもそうだとしたら、それはやっぱりウッドが優しいからだよ。つられて優しくなるの」
「そう、かなぁ…?」
「ウッドは特別、だね」
「…!」
「確かに私、ウッドには特別甘い気がするなぁ…」
「ちょ、フィオっ」
「何だよう、ウッドが言い出したんでしょ?ウッドは私のトクベツだtt」
「わあああー!!!!」
「っふふ、でも、本当だよ。ウッドは私の特別で大切な……」
「大切な…… …なに?」
「大切な……………助手?」
「ジョシュ…助手?」
「助ける手と書いて助手」
「…ぼく、フィオの役に立ってる!?」
「ものすごぉく、ね」
「本当っ!?」
「正直、他のナンバーズじゃこうはいかないよ。だって彼ら…むさ苦しいし、愛嬌がないし、何より気が利かない」
「…ぼく、」
「そしてウッドならではのこの木のボディ…はぁ、癒されるぅ…」
「んもう、またソレ?」
「機械に囲まれる毎日…木の温もりは重要!自然は大事なの!」
「くっついてたらココアを入れに入れないよ!?」
「じゃ一緒に入れに行こう!ウッド、肩車!」
「もー… 分かったよ」

― ― ―
木だけに、気が利くなぁってかァ!?




130505
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