バブルさんとプール端会議2


「バブルはクーデレだね」
「くーでれ…」
「普段クールなの。で、たまにデレ〜っとするの」
「(デレ〜って…)僕、フィオにデレたこと、ある?」
「う〜ん、たまに、ある」
「え、あったっけ?ないと思うけど…」
「昨日プールに落としたスパナ拾ってくれたでしょ?」
「うん」
「アレがデレ」
「え、その時僕がデレ〜っとしてたの? まさか…」
「だってバブルったら『フィオったらドジなんだから。ハイ、もう落とさないでね』…って、言ったじゃん」
「言ったような気がす… …って、それが僕のデレ?」
「…と、私が思いたいだけ」
「そんなのなら僕いつもやってるじゃん。おとといはマグカップをプールに落としてその前は読んでた最中の資料、更にその前にはクラッシュのドリルアームをプールに落してるし…あの時はさすがにビックリしたよ。結局全部僕がプールに潜って拾ってあげたけど、…フィオって、ドジっ子?」
「なぬっ!?そんなことは無いぞ!断じて!…あっ」
\ボチャン/
「……(エアーのプロペラが沈んでいく…)」
「……」
「…フィオ、ドジっ子けってーい」
「やめてぇー!私は中立キャラでいたいのー!!」


「…なんだかんだで、フィオって世話焼きだよね、エアー兄ちゃん」
「オレのプロペラ…!」

― ― ―
クーデレが好きなんだと自称するフィオさんはどうしてもバブルさんをクーデレに仕立てたいらしいです。

130413
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