今日は光子郎くんと電気屋さんに出かけております。






Shopping in afternoon




「え?みつきさんもなんですか?」
「うん。だから一緒に行かないかな。」
話の発端は今日の数時間前。
PCの保護をしてくれるソフトを買わなくちゃいけないときに
ちょうど光子郎くんも買うと聞いたのだ。

太一とは行きたかったが・・・あれだ、彼は壊しそうな予感しかしないので
やっぱりPCに詳しい光子郎くんをチョイスしてみた。
(ここからして映画の惨事を予測できるのかもしれない(笑))
4年生の通路でみつきが待っていると「お待たせしました。」と
走ってくる光子郎をやっと見つけることが出来た。
「そうですね、だったら今日の午後とかどうですか?」
「あー、そうだね!善は急げっていうし。」
と光子郎とみつきは2人で電気店に出かけているのだった。





「みつきさんはどんなPCを使ってるんですか?」
「いま流行りのと一緒だよ?XPとか。」
「最新バージョンですね、僕は・・・」
流石みつきと光子郎。旅が終わってからというもの、
インターネットを通じてチャットをしたりするので、光子郎との話がよく合う。
「へぇ、パイナップル社のって使いやすい?」
「はい。僕はとても気に入ってます、みつきさんも色々機種を試してみればいいじゃないですか?」
「うん、そうする!」
小学生が会話しているような会話じゃないというのはご存知。
みつきと光子郎は電気製品の『PC』コーナーにやっと立ちおることが出来た。









「うわー、ソフトって言っても沢山あるからなー」
みつきは久々に新しいソフト達を触ってみる。
まるで図書室の本棚の様にたくさんおいてあるので
ちょっと迷ってしまうのか目が一瞬点になってしまった。。
ちなみにみつきと光子郎の使っているPCのOSは大半のソフトが対応しているので
みつきは最も安く効率のイイのを買おうとしていたのだ。
「お客様、何かを探していますか?」
ふと光子郎と別れた後みつきの元に店員がやってきた。
みつきがもっているセキュリティソフトが2つ。
最も安いセキュリティソフトといつもみつきが使っていた
ちょっと高いセキュリティソフトだった。

みつきもその店員さんが笑顔で対応してくれたのですんなりと話を聞けた。
「あの、このソフトとこのソフト、どっちが効率いいですか?」
「そうですねー、そっちのソフトは外国からの強い指示を受けていますし
こっちがよろしいんじゃないですか?」
と安いほうを薦めてきたのでみつきは「ありがとうございます。」と聞いて
光子郎がいる方面へとみつきは進んだ。



「光子郎くんは見つけた?」
「はい、とりあえず・・・。みつきさんはそのセキュリティソフトを買うんですか?」
「?うん。」
「それ外国では有名ですけどこっちだと性能が薄いって聞きますから
僕はあまりオススメできませんね。」
苦笑しながらみつきにきちんと説明する光子郎にほーっとみつきはとても感心していた。
他にもメールとかとかチャットの事とか、みつきが分るように説明してくれ・・・
「じゃぁ、いつものセキュリティソフトがいいってことかな。」
「そうですね。・・・ぁ、すいません。」
「なんで謝るの?じゃぁ光子郎くんが薦めるのにするね。」
とみつきはここで待っててね!と光子郎に言いみつきはさっき自分が持っていた
ソフトを取りに行った。











「はい、コーラでいい?」
「え!」
「お礼。光子郎くんのお陰でソフト買えたんだし。」
みつきと光子郎がソフトを買いに行って結構時間を食っていた。
しかしながら中々の収穫にみつきも光子郎も大満足で、バス停で待っている
光子郎にみつきがすぐ近くの自動販売機でジュースを買っていた。
「ありがとうございます。」
「いいえ。どういたしまして。」
みつきはにこっと笑って光子郎が座っているベンチに隣に座った。
カシュッと缶ジュースが空く音が2回。
みつきは喉が渇いていたのかごくごく〜っと行きよいよく飲むが途中で
げふんっとみつきが炭酸でむせてしまった。

「!?早く飲もうとするからですよ。」
「だってー。」
みつきの行動に笑ってしまった光子郎。みつきは喉が渇いていたんだもん!と
冗談交じりで怒ってみたり・・・。
みつきと光子郎は学年違くても、やっぱり仲良しだったのである。
他愛のない会話が進むにつれ自分達の行く目的地方面までのバスが迎えでた。










「学校帰りなのに、あっという間だったね。」
「そうですね、・・・ぁ、僕はこっちなので。」
「わかった。」
バス停お台場終点とかかれている場所で夕方、みつきと光子郎は
自分達の家へと帰る事にした。
みつきと光子郎の家はちょうど反対方向でありみつきが「ばいばい!」と
手を振って帰ろうとしたときだった。



「あのっ!みつきさん!」
「・・・どうしたの〜!」



真っ赤な光子郎くんにあたしはそれは夕日のオレンジが混じったのかとおもった。
ちょっと遠くにいる光子郎くんが口をぱくぱくさせながらやっと聞こえた言葉。




「今日夜チャットしませんか!?」



もちろんOK。と○を空中で手を伸ばし丸を作り笑った。
その夜は光子郎くんと沢山ネット上で話しました。






「で?光子郎と一緒に放課後いたのかよ。」
所変わり太一とあたしの家のベランダ。
直接話したい時はよくベランダで話している。
今日もちょっとヒマがあったのか太一と話していた。
「うん。」
「へぇ、随分仲良くなったんだな。」
わらって言う太一だが実はちょっとした嫉妬があったのはみつきは
気が付かないのでありました。


Suzuno Asaka
Dream Novel 2007,0111



prev next
bookmark back


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -