『ああー…空が青い…』

辺見は屋上に着くなりそんなことを言いながら寝転んだ。

『背中汚れてるぞ』
『げ!マジで?!』
『嘘』
『佐久間てめえええ!』
『やかましいな。咲山、飯にしようぜ』

掴みかかろうとする辺見を軽く流し、佐久間が俺の横に座った。
流された辺見は佐久間は威嚇しながら俺の横に座った。

『ちょっと待て何この並び気持ち悪い』

何が楽しくて野郎3人が横一列に並んで飯を食わなきゃならないんだ。
つーか真ん中とか嫌だ。

『…じゃあ俺ちょっと動く』
『おお、悪いな佐久間』

佐久間が少し移動して、俺と向き合う形になった。

『…で、お前は?』

素知らぬ顔でジュースにストローをさしている辺見を佐久間がじとっと見つめる。

『は?何が?俺?』
『お前は移動しないのかよ』
『なんで俺が動かなきゃならないんだよ』

当然のように言ってるけど、今の並びも正直微妙。
俺と辺見が並んでて、その前に佐久間が座っている。

『俺が動くわ』
『えっ』

腰を上げた時、横から小さな声がした。

『…えって何』
『え?!い、今声出てた?!』
『えって言った。何?』

腰を屈めて視線を合わせる。
目を逸らされた。

『辺見、なんなんだよ』
『なんでもない!移動したら!』
『言えって』
『ちょっ耳触んな、っ』
『渡』

耳元で名前を読んでやる。辺見の顔が真っ赤になったころ、佐久間が口を開いた。

『…飯が不味くなるからやめろ…』
『んなっ』

俺が少し移動して腰を下ろすと、辺見がちらちらこっち見てくるから手を伸ばして頭撫でてやった。


『あーあー、帝国はいつからホモ学校になったんだか…』
『先駆けのお前がいうなよ』
『鬼道帰ってこないかな…』
『聞いてねえし』








おわり

なんかぐだぐだ




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