31








「・・・・・・ぁ」
「ぁっ・・・」

昼。
今日は弁当を作れなかったから、コンビニに買いに行こうと校舎を出た。

少し歩いてコンビニに着く。
そういえば、今日は俺の買ってる雑誌の発売日だ。
財布を確認するけれど、生憎お金がない。
・・・・・・はぁ・・・ついてない・・・。

時間を見ると、まだ次の時間まで余裕があった。
いいか、と思って立ち読みを始める。
俺は一度読み始めると熱中してしまうので、時間を忘れてしまう。
じっと集中してしまっていた時だった。

「・・・ぁっ」

愛しい人の声がして、驚いて入口を見ると、俺と同じように財布と携帯だけを持った政宗が。

「政宗・・・」

思考が、一瞬止まった。






- 31 -


[*前] | [次#]
ページ:




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -