・・・・・・墓穴掘った。
それはもう盛大に掘りました。
酔っててつい言っちまった。
これじゃあ俺が毎日コイツの事見てるみたいじゃねぇか!!!
・・・間違ってねぇけど。
慌てて髪が目立つから、とか言って目逸らしちまったけど・・・バレてねぇ、よな?
大丈夫だよな!?
「あっ!危ないって!!」
「ぁ?」
支えてもらってると、もうそれはそれは心臓おかしくなりそうだったから、取りあえず離れた。
で、歩こうとしたんだが・・・。
「はぁ・・・離れたら危ないから。自分酔ってるって自覚してよ」
俺、マジで相当酔ってる。
今だって、目の前の電柱に激突しそうになった。
(佐助が腕引っ張って止めてくれなかったら俺、電柱とkissしてたぜ・・・)
佐助はそのまま俺の腕を首の後ろに回して、逆の手で俺の腰を支えた。
「酔っ払いは危ないから、一人では歩かせられませんー」
笑って、佐助が言った。
ああ。
俺は、酔ってる。
完全な酔っ払いだ。
溶けそうなくらい酔ってるぜ?
・・・俺に触れるお前から伝わる温度に、な
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