クリスマス地獄






「忙しいでござる〜〜」

「もう少しの辛抱だぜ、幸村。
24日が終われば休めンだ・・・」

ここは、サンタの国。
現在此処は、大忙しだ。

「Hey真田、もう少しだ。我慢しやがれ」

「そうだな。もうすぐ休める」

「毛利・・・顔が蒼いぞ?」

「大事ない・・・少し疲れておるだけだ」

「少しじゃねぇだろ・・・」

「眠いでござる・・・」

「旦那、子供達のためだよ。我慢しよ?」

「うぅ〜・・・わかったでござる・・・」

もうすぐChristmas。
子供達に届ける為のプレゼントの包装が終わり、今はサンタそれぞれに振り分け中。

「頑張って早く終われば、Christmasまでは休めるゼ、幸村」

「真か!?元親殿っ!!!うぉぉぉぉぉっ!!!!!」

「うわぁっ!!!旦那っ!!!ストップ、ストップっ!!!!!」

「佐助〜早くbrakeかけてくれ。仕事が増える」

「えっっ!?伊達ちゃんも手伝ってよ!!」

「それはお前ぇの仕事だろ」

「・・・酷」

早く終われば休める、なんてことをバカ親が幸村に吹き込んだもんだから、幸村が暴走し出した。
暴走した幸村は、適当に放り込んでる状態。
・・・仕事が増えるから、マジで早く止めろ、佐助。
俺だって眠ぃんだからよ・・・。

この時期は忙しいから、俺たちは毎日徹夜状態で働き詰めだ。
まぁ、報酬はあるが。
だけど毎日そんな状態だったら、流石に限界がくる。
幸村など、その限界が人より早く来てしまうものだから、佐助のbrakeが必須。

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

「旦那っ!!!もう、ストップっ!!!・・・はぁ〜、親チャン、よろしく」

「はぁっ!?」

・・・あ、バトンtouchした。
まぁ、もとはと言えばバカ親のせいだからな。
当たり前か。

「幸村!!落ちつけ!!!このままだと終わんねぇ!!」

・・・・・・・・・

あ、止まった。

「旦那、落ちつこうね」

そこに佐助がとどめを刺す。

「う・・・す、すまぬ・・・また某は皆に迷惑を・・・」

自分のしでかした事にも気付いたらしい。

「いや、俺が悪かった」

『すまねぇ、幸村』と、元親が幸村に頭下げてる

そうだ、おまえのせいなんだよ、元親。

「取りあえず、手、動かさねぇか?」

「うん。そうだね
ほら、旦那も、親チャンも」

やっと仕事再開だ。

Ha-・・・余計な時間使っちまった・・・



結局この作業は、Christmasの日の昼間まで続いた。




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