「政宗こっちで、俺こっちね」
俺がポッキーゲームを知らないのをいいことに、佐助は頼んでもないのに何故か教えてくる。
「で、どうすんだ?」
「ん?両側から食べてくの」
・・・・・・・・・・・・
それって・・・・・・
「真ん中でkissになるじゃねぇかっ!!!////」
「そ〜だよ?それがポッキーゲームだもん。じゃ、早速やってみよ〜☆」
「ちょっ、」
佐助に強引にポッキーの端をくわえさせられる。
「ちゃんと食べてよ?んじゃ、スタート〜!」
佐助の顔が、迫ってくる。
胸が、ドキドキする。
少しずつ、俺もポッキーをかじる。
甘い味が口に広がり、それよりも甘い鼓動が、胸に広がる。
そして
唇が、重なった・・・
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