どれくらい、そうしてたんだろう。
そんなに長い時間では、無かった気がする。
彼は
「・・・thanks。もう・・・大丈夫だ」
そう言って川から上がり、着物の裾を絞った。
俺も彼に続いて上がり、そろそろ行くか、と思って彼に別れを告げようとしてそちらを向く。
グイッ・・・
「ちょっ!?俺様帰んなきゃなんないの!!!離して!!」
「ンな格好で帰る気か!?風邪引くっ!!!うちに一晩泊まってけ。・・・その、さ、さっきの礼だ」
あら〜顔真っ赤。
「いいの?」
「おぅ」
その晩、俺様は竜の旦那と寝ました。
川の中に入って冷えてしまった身体を、互いに温めるように、抱き合って。
だってそうしたら竜の旦那が、すぐに寝入ってくれたから。
fin
自分の誕生日に、無意識に母を思い出してしまう政宗。
昔は、誕生日という習慣があったのでしょうか?
政宗、誕生日おめでとう!!
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