白い夜を翔ける






そして、12月25日 AM0:00

俺たちは、それぞれ橇に乗って走りだした。
もちろん、子供達にpresentを届けに行くためだ。
これが終われば俺達はまた1年、あの国で暮らす。

・・・このChristmasの夜が、俺達が下界に降りて来られる、唯一の日。

そっと部屋に入り、子供達の枕元にpresentを置いていく。
これをもらった子供たちは、一体どんな顔をするのだろう?
俺達は見ることはできないけど、喜んでくれていると、嬉しい。

・・・そして、ずっとずっと、大切にしてほしい。

それが、俺達サンタからの願い。

折角、心を込めて配っているのに、捨てられたら悲しいし、何よりおもちゃ達が可哀相だ。

「・・・ずっと、大切にしてくれよ?」

presentを置くときに、呟く言。葉

俺達は人間に会う事は出来ないから。
こうして真夜中の人間が眠った後に、静かに入り、静かに出る。
ときどき酷く虚しくなることもある。

だけど、これが俺達の仕事で
子供たちは毎年、楽しみにしてくれている。

だから、頑張れるんだ。

これが、俺達へのpresent。

消える事のない、存在価値。

「thanks・・・」

Merry Christmas。
この冬の日が、忘れられない日になりますように。

雪が、舞い落ちて行く。
積っていた白の上に、白が重なった。

どうか子供たちが
この白き日を
忘れませんように・・・。



fin





あとがき(という名の懺悔)

ごめんなさい!!!
ホントにごめんなさいm(__)m
何ですかね、これは
ホント訳わかんないですよ・・・
私は一体、何が書きたかったのでしょう・・・?
こんなものにお付き合い戴き、本当にありがとうございましたっ!!!




- 83 -


[*前] | [次#]
ページ:




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -