Short×short

20121202

英語題詰め合わせ2(青黄)



 今日は、こっちの地方は寒空だったけれど綺麗な晴天でした。

 仕事も部活もなくて、1日退屈してました。

 もしかしたら、アンタから連絡があるかもって、スマホを握りしめたまま。気が付けば、辺りは朱い夕焼けに染められていました。

 ─ねぇ、今どこにいるんスか。早く俺に会いに来てよ。


 Daily life when you are not

(君がいない日常)

─何かが足りない毎日─



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 アメリカに行く。

 それは酷く漠然とした夢だったけれど、かなり前から持ってはいた。

 高校を卒業したら、留学していつかNBAでプレーしてやると。

 3月、桜にはまだ届かない。無骨な木の下。

 周りから浮くように、ひとりだけ他校の制服を纏ったお前がいる。

 コイツは確か仕事を本格化するんだと言っていた。俺に邪魔する権利なんてない。

 ─同様に、お前は俺を止められない。



 persist in a belief

(信念を貫く)

─たとえ喪失を孕んでも─


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 俺じゃ、力不足で役不足。それでもみんなは俺しかいないのだと、背を押してくれた。

 笠松センパイにはいつものように背中をど突かれて、森山センパイとは帰ってきたら女の子、といつもの約束をさせられ。それをみて小堀センパイは苦笑し、早川センパイは相変わらずなに言ってるかわかんなかったけど。

 海常の人たちに俺は愛されてるなぁ、改めて感じて地を蹴った。

 大丈夫、って言ってあげるため。

 本当は誰よりも強がりなだけの貴方を、抱き締めに行くため。

 ─もう、そんな冷たくて色のない場所にいなくてもいいよ。



 Should I save it?
 
(救うべきでしょうか?)

─僕は泣きながら手を伸ばす─



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 title by たとえば僕が




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