Short×short

20121015

君の隣(木日)

日向先輩独白



もし、もしもだ。

アイツに彼女ができるなら、それは間違い無く私みたいな奴じゃなくて、もっとこう…カントクみたいな?笑顔が似合う女の子なんだろうな、なんてふと考えた。

私は常に眉間に皺がよっている仏頂面だし、視力の関係上クセで力を入れてしまうから、目つきも悪い。

笑おうとしてもぎこちない貼り付けた様な笑顔しか浮かべらんない。

「なんで、好きになっちゃったんだろうな」

報われない事は分かってたじゃないか。

あの大らかで優しくて温かい彼の隣に、いたいだなんて。

本当に、バカにも程がある。




君の隣に行きたかった
(濡れた頬には気付かないフリをして)




02:06 | CM:0

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