20120923
2択。
※カプ未定
「俺との記憶が消える…?」
それは、あまりに残酷な通達。
彼の傷を癒やせば、命は助かるけれど自分と共に過ごした日々は抜け落ちると。
そう言われて、迷った。しかしもう時間がない。
思い返した時、一番に浮かんだのは彼の眩しいくらいの微笑みだった。
もう、何も迷うことはない。
ただ彼がこれから先も生き長らえてくれれば。ほかの誰かを思うようになっても、俺だけが彼との思い出を抑えれば。
それで、全て済む話。
「彼の、傷を記憶を対価に癒やして」
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