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「待ってて下さい。」
「ん?」
「俺、絶対ナルト先生を満足させられるようにでかくなりますから!」
「…なっ…!!」

爆弾発言をした俺に、ますます顔を赤くするナルト先生。
もう本当に可愛い過ぎるんですよ、ナルト先生!

「お、お前…」
「それまで抜き合うくらいは許して下さいよ、ナルトせんせー」
「…教育の仕方間違ったか、俺…」

赤くなったと思ったら今度は顔を青くして、忙しいですね。
教育の仕方?いいえ間違ってませんよ。
忍としては本当にいい教えを受けていますから。

「あ、俺剥けてますから。」
「……っ、」

そう言う話が苦手なナルト先生も好きですよ!
馬鹿っ、って真っ赤になって返された。

「あー…もう…、」
「ナルト先生顔真っ赤です。」
「お前のせいだってば!恥ずかしい!」
「恥ずかしい?どうしてです?俺達これから恋人同士なんですよ?」
「…そう、だけど、」

しれっと言ってのける俺に向かって、お前ってこんなキャラだっけ、と言いたげな先生の視線は軽く無視する。

「カカシ、好きだってばよ。」
「…!ナルト先生!」
「飯、冷めちまうから食おう、な?」
「はい!」

二人で起き上がって、食卓を囲んだ。
いつもの景色が違った。
先生の背中も、今まで以上に温かくて大好きになった。
ナルト先生、本当に大好きです ―



終わり


(ナルト先生!一緒に風呂入りましょう!)
(…!いきなり入ってくんじゃねぇってば!)

(ナルト先生!一緒に寝ましょう!)
(ぎゃあ!変な所触るんじゃねぇ!)
(ナルト先生…はぁはぁ)
(……カカシって一体、)

(むにゃ…ナルトせん、せー)
(寝顔は可愛いのにな…)



最後はがっかりカカシくんです。
すみませんすみません。
一度吹っ切れると、行動派になります我が家のカカシくんは。
最初と最後で天と地との違いが有りすぎるカカシくんでした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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