See you again!

生まれ変わっても結ばれるといいね!とシュウに言われた。

「生まれ変わる…、後世ってことか?」
「うん、だって僕と白竜が時間を共有するのもあと少しだし。だからね!また後世でも隣にいれたらなあって」
「そうか」

そう、シュウは俺と違って人間ではないからずっと隣にはいれない。人間ではないというとあれだから直すとすれば…人間だったけど、幽霊になってしまったってとこだ。だから、もう少ししたら成仏して消えてしまう。それを始めて聞かされた時は、悲しみの余り絶望を味わうほどだったけれど今はだいぶ落ち着いてシュウが消えるということに向き合っている。俺も成長出来たのかもしれないな。

「シュウ」
「ん、なに?」
「今までありがとう」

俺が礼を告げると、シュウはきょとんとした表情を見せたが直ぐに笑顔になった。

「こちらこそありがとう!っていいたいけど、お礼は可笑しいよ、白竜!」
「なんでだ?」

今度は俺がきょとんとしてしまった。そんな俺を横に、シュウはにっこりと笑顔を造りこう俺に言った。

「だって、また後世で会うんだもん!」

(また、後世で会おう!)
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