ちーっす、と言って何時も通りに部室に入る。すると、意識しなくても自然に視界に映る紫色の髪。少しばかり、口許が緩むのがわかる。そして、あの人に近づいて声を掛ける。
「南沢さん」
「あ?」
いつも通りに振り返る南沢さんと思った瞬間、違った。
「め、眼鏡?」
「倉間か、いつも通りだな」
「いや!ちょ、なにスルーしようとしてんッスか!」
「はあ?」
そう南沢さんには、いつもは無い黒淵の眼鏡がかかっていた。
「だから、眼鏡ッス!」
「ああ、コンタクトあわなかったんだよ」
「へー」
何事も無いかの様に装っているが色っぽい南沢さんに、ドキドキしているのが自分でもわかった。
「くーらま」
「なんッスか」
「にやけてんぞ」
「はっ!?」
そんなに俺の眼鏡姿に興奮したわけ?と妖艶な笑みを浮かべ言って、オレを眼鏡のレンズ越しに見つめてくる南沢さん。色気がとにかくハンパない。ほんとに、このひとオレの一歳上の中坊かよ。
あー、心臓に悪いッスよ。
いつもどおりじゃない!!
(まだドキドキする)
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二万打ありがとう!
実は、一回内容が消えてどうなるかと…、でもなんとか書けた。黒淵眼鏡姿の南沢さん欲しい。