※財前オタク

謙也さんにジュースぶっかけたのは俺や。俺が悪いのはわかる。けど、なんで一緒に入らなあかんねん!ひとりで、風呂くらい入れや!いつもひとりやろおが!ほんま、なんなんこれ…ありへん。

「なあ、財前」
「…なんっすか」

黙っとった謙也さんが、話し掛けてきた。よう話し掛けてきますね。俺を、風呂に無理矢理入れた癖に。

「髪の毛あろうてやろうか?」
「いらんっすわ」
「ええやん」
「…うざい」
「うざいってなんやねん!」

うざいからうざい、ゆうとるんですけど。はあ。帰りたいわ、ほんま。帰ってから、ミクの調教しようと思っとったのにな。この人のせいで、帰るのおそうなるし、どうせ9時くらいなるんや。はあ。

「溜め息ばっかやと、幸せ逃げんで」
「…(あんたのせいで逃げとるんやつーの)そないですね」
「財前、なんか素っ気ない?」
「はあ?いつもこないですけど、」
「いつもよりや!」

なんなん、もう風呂出たいねん。出させえな。いらいら。あかん、ほんまミクが恋しくなってきた。俺の嫁…。

「…財前、なにが不満なんや」
「今の状況っすわ」
「なんで!?俺とおるんがいやなん!?嫌いなんか?俺は、好きやのに!」
「…ほんま、だるい」

と、吐いてから膝に頭を埋めた。水が口んなか入ってくるわとか思いながら、無視すんなや!とか謙也さんの声を聞く。けど、無視や。はあ、あとどれくらいしたら風呂から上がれるちゅーねん。こんな、顔が赤い状態で隣におれんわ。ほんま、この人嫌やわ。

あなたのせいで染まる顔
(別にあんたとおるんがいやなちゃいます)
(こっちやって、好きっすわ)




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一万打ありがとう
なにが書きたかったのか今一自分でもわかんないよ。
風呂に入っても、エロ要素がないやつも好きよ。
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