あー、睫毛ながー、目でかー、ほんと顔整ってんなこの人。…羨ましくはねぇけど。にしても、

「聞いてんのか?」
「…へ、」

み、南沢さんの顔がドアップ!ち、ちけぇぇぇぇぇええええええ!心臓にワリィんだよ、あんた!

「ち、近いッス」
「はぁ?お前が聞いてねぇから悪いんだろ?」
「すんません」

まったく、と吐いてオレから離れる南沢さん。少しだけ残念に思いながら、目の前の敵にまた目を向ける。くそ、まだ終わんねー。

「お前がみてほしいって言ったから、俺見てやってんだからな」
「それは感謝してます」
「…ふーん、でもどっかに飛んでるけどな」
「う、」

いや、だって距離近ぇし。近かったら、好きな人の体に目がいくのは仕方ない。年頃だしな、一応。

「はあ、仕方ないな…倉間」
「あ、はい?」
「課題あと何個あるわけ?」
「えっと、いち、に、さん、…、なな…」

南沢さんに聞かれたので、課題の数を数える。なな…って、全然終わってねぇな…。

「ななか、よし」
「どうかしました?」
「お前が、1つの課題終わらせるごとにキスしてやるよ」
「…は、」
「なに?キスじゃ物足りないだ?それ以上はやらん」
「い、いやそうじゃなくてッスね!キスしてくれるって…」
「ああ、まじだけど?」

不適に微笑む南沢さん…なにかが、オレの中で暴れだす。課題終わるごとに、南沢さんからのキス!いよっしゃ!なな、課題があるから七回キスが貰える!!課題ためててよかったな…。

「おーい、にやけてんぞ」
「いや、南沢さんからのキスってあんまねぇし」
「…まあな」
「自分からは求める癖に」
「…るせぇ、早く取りかかれよ」
「そうッスね」

さて、早く課題を終わらせて愛しの先輩からキスを頂くとしよう。まあ、キスだけで終わるとか思ってませんよね?南沢さん!

御褒美が待ってる
(これからも課題ためとこ)




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一万打ありがとうございます!
南沢さんからのキスは、めったにないほうが燃えますね!それで、倉間に求める南沢さん…キス魔だったらいいな、と。
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