今日は倉間が昼になってもこねえ、めずらしいこともあるな。いつもなら、約束もしてないのに、南沢さん!昼食いましょ!とか言ってし、仕方がないから一緒に食べるのに。いや、別に…寂しいとかそんなことは思ってない。ただ、静かだと感じただけである。断じて、それ以外にない。

「南沢!」
「三国、」
「お?今日は倉間来てないんだな」
「ああ、別に関係ないけどな」
「寂しいとか」
「あるわけないだろ!」

ったく、なんでたかが倉間いないだけで寂しいとか言われるんだよ。意味わかんね。…にしても、あいつ何やってんだろうな、浜野とか速水と食べてんのか?まあ、神童と霧野とかはないしな。っ、…俺今ナチュラルに倉間のこと考えてないか…?いやいや、やめよう。あいつが何してようが、誰と食べていようが俺には関係ない。そう言い聞かせ、午後の授業に挑むことにした。たしか五時間目は、英語だ。


授業が始まり、いくらか経ったときに、机に入れていた携帯が震えた。俺は急いで、携帯を止めた。バレたら、内申に響くしな。しかし、誰だよ授業中に…と思いもしたが、ただの迷惑メールかもしれない。きっと、そうだと思いながらも机の中で携帯を開き受信箱を見る。

「は、」
「どうした南沢?」
「あ、いやなんでもありません」

受信箱を見て、つい間抜けな声を発してしまった。柄にもなく焦ったが、平然を装い黒板に向かっていた教師に否定の言葉を言った。

「(倉間のやつ、ふざけんな)」

そう、心の中で呟いた。あいつ、授業中になにやってんだか。なにが、「今日昼、寂しかったッスか?明日からはちゃんと行きまッスから!あ、オレのことで頭いっぱいでしたか?」だ。…ばーか、頭いっぱいだったつーの。まあ、本人には言ってやんねえけど。

そして、俺は、授業が終わったらアイツが部活に一緒に行きましょうとか言って来るのを期待して、黒板に向き直った。


脳内を占めているアイツ
(!いたっ、なにするんッスか)
(うざかったから)




‐‐‐‐‐‐
なんか最後は無理矢理感がハンパない。…反省するよ。
ちゃんと書けるように練習しなくては…。
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -