南沢さん、あんたの隣に俺はいたら駄目なのかよ
ふと、ある現場を見て思う。…神童がそんなにいいかぁ?まあ、モテるような顔立ちをしてると男の俺にでもわかるけど…。
「み、南沢さん」
「なに、神童」
「今日、お、オレの家寄っていきませんか!?」
聞きたくねぇけど、聞こえてくる会話。正直言って、立ち去りたいけど着替えの途中だし…もう少しの辛抱だ。
「ああ、じゃあ早く着替えろよ」
「っ!はい!」
南沢さんの言葉に、嬉しそうかつにやけてる神童。そんな神童を微笑ましく見ている南沢さん。…それがどんなに俺と南沢さんだったらいいか。…無理なことだと、言い聞かせているが…無理だった。あの人が俺をみてくれるなら、神童から強引に奪ってみよう、と思ったこともあったが、やめた。あの人が泣いた顔なんか見たくもないし。
この想いはいずこへ?
(俺が神童だったらよかったのによぉ…)
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拓南好きで、倉南も好きです。
だから今回は、三角関係に…。