にやにやしてるサボが目の前にいる。うぜ。

「エース」
「なんだよ」
「俺からお返しがあるんだ」

は?お返し?なんの?とポカンとしていたら、サボがオレのおでこをコツンとこずいてきた。

「今日、ホワイトデーだろ?」
「…あ」

すっかり忘れてたな…そういや、今日ホワイトデーだ。サボにもバレンタインデーのときチョコやったからお返しあんのか。お返しか…なんだろうな。

「なあ、なにくれんだ」
「言ったら面白くないだろ、エース」

クスクスと控え目に笑うサボ。じれってえ。あ!肉か!オレの好物は肉だしな。それしかねえだろ。

「ぶー、言っとくけどエースが思ってる肉じゃないからな」
「はあ!?」

肉じゃねぇなら、なんだよ。ああ、わかんね!そもそも考えるのはオレに合わねぇな…。うん、だな!

「エース」
「ん?」

自己完結していたら、耳貸して?と色っぽく言われた。こんなんに、色気なんかいらねぇだろ!とは思ったがサボが怒るとすげえことになるから大人しくいうことを聞いてやった。

「なんだよ」
「いいから、…エース」
「ん?」
「チョコありがとう、変な味したけど」
「な!余計なことっ、」
「しっ、俺の言うこと静かに聞いて」

それから、何分間かサボからずっと照れるようなことばかり言われた。…はっきり聞こえたのは、好きだとか愛してるだとかだった。
恥ずかしいんだよ!サボ!

耳元で囁く愛
(っ!…に、肉にしろよ!)




‐‐‐‐‐‐
サボもエースも久しぶりに書いたから口調が迷子。
すみません!
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