いざやあくぅぅぅうううんん!

げっ、シズちゃん!おいおい、今日は難無く仕事が終わって帰れると思ったんだけどな…。まったく、疲れてるのに単細胞の相手は嫌だっての。あれ、

「…ちょっと、シズちゃんなに固まってんのさ」
「っち、おいこれやるよ」

そう言い、何かを投げつけてきたシズちゃん。しかも薄く頬が赤いのは気のせいだということにしといてあげるよ。俺ってば優しい!で、…なに、これ。煙草?俺が吸うように見えるの?いや、そうじゃなくてシズちゃんが俺にプレゼントなんかなに、明日は世界が滅亡しちゃうわけ?

「俺が煙草吸ってるとでも?くれるならさ、もうちょっとさナイフとかそういう類いな物にしてくれないと、」

ブチッ

え、あれ?いまなんか、ブチッとかキレる音が…っ!やば!

「手前ェが、お返しは煙草が欲しいとか言ったんだろォがあ!」
「そうだっけ?」
「いざやあああぁぁ!!」

…お返し、あ!今日、ホワイトデーか。確かに、言ったかもね。『お返しはシズちゃんの煙草頂戴よ』ってね。ああ、覚えてたのか…シズちゃんの癖にさ。ああ、くそっ。

「んァ?手前、顔赤いぞ」
「っ!う、うるさいなあ!嬉しいとか思ってないし!」
「…は?」

ポロッと煙草を落とす、シズちゃん。

しくった!

I love smoker!
(照れないでよ!)




‐‐‐‐‐‐
シズイザ!なんか、シズちゃんの口調がわからぬ。シズちゃんの表記って、シズちゃん?静ちゃん?

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -