ジャーファル、だよな?とシンの焦っている声が届いた。まあ、それもそのはず、今の私の格好といえば踊り子の衣装だ。故に、女装していることに。はあ、溜め息を吐きたい。

「あなたが、私にこのような格好させた本人なんですが、シン…」
「まあ、そうだが」

いやー、我ながらいいことをしたなと笑っているシン。笑い事じゃねぇよ、こっちは。全く、私が1つだけ命令を聞いたら仕事をすると言うからしたというのに…。

「シン、約束は守ってくださいよ?」
「ん?」

こいつ、あたかも何のことだ?みたいに惚けやがって!死ぬほど、踊り子の衣装は恥ずかしいというのに。はあ、もう溜め息しか出ない。

「ジャーファル、そんなことよりだ」
「そんなことってなんですか、こっちは仕事で大変なんですよ!?わかってます!?」

声を上げて言うと、まあまあ落ち着け、と。…ダメだ、この王。聞く耳持たない。

「仕事より俺といちゃいちゃしよう」
「は?」

何をいってるのか、私には理解できませんシンドバット王よ。寝言は寝ていってください。

「ん、なにか問題があるのか?」
「…あなという人は、なぜこうもそうなんですか」

呆れて、又もや溜め息しか出ない。今日のこれだけの時間で、どれだけ私に溜め息を吐かせたいのでしょうかね、あなたさまは。

「さあ、寝室にいこうか、ジャーファル」

そんな積極性を仕事でも出してもらいたいです。…まあ、この後に仕事のことは考えましょうか。結局、私もあなたを拒否することなど出来ないのですから。つくづく、私はあなたに甘いのでしょうか。惚れた弱味とでもいうんでしょうね、シンドバット王よ。さあ、たっぷり私を満たしてください。

私を愛でいっぱいに満たしてください
(シン、あなたの愛で)




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シンジャいいよね、歳の差hshs!
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