「鈴木くんや」


「あ?」


「数学教えて」


「またか。お前数学苦手過ぎだろ」


「だ、だって分かんない…」


「授業中何してんだよ」


「……睡眠学あたっ!」


「自業自得だ。自分で頑張りやがれ馬鹿」


「うっ、す、すずきのいじわる…うわあんっ」


「おい嘘泣きすんな」


「ちぃっ、バレたか」


「ちぃっじゃねぇよ。…さっさと教科書持ってこい」


「!ありがとう鈴木!大好き!」


「ちょっとちょっとにゃんこちゃん。彼氏の前で堂々と浮気ですか」


「違うよー?鈴木のが頼りになるし素敵だけど、平介が一番だよ多分」


「多分…」


「てか平介数学分かってるの?」


「まさか。ってことでよろしく鈴木センセー」


「お前ら…っ」


「お、怒んないで」


「どーどー」


「くそ、腹立つ…」


なんだかんだで教えてくれるツンデレ鈴木くん。


02


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