「っくしゅ!」
「あらら、大丈夫かい?(くしゃみ可愛いなにゃんこ)」
「…ん(のど痛い)」
「お粥食べれそ?(初めて作ったけど大丈夫だろうか)」
「…ん(平介がお菓子以外作るの初めて見た)」
「はい、あーん」
「、ん(あーんってされる側は恥ずかしいな)」
「おいしい?(まずかったらどうしよう)」
「ん(たまごふわふわで美味しい)」
「良かった。熱は?(すごい辛そうだし高いかも)」
「ん(38度くらい)」
「……(自分がんしか言ってないことに気付いてないのかな)」
「ゴホッ、ゲホッ(うぉおのど痛い)」
「薬飲もうか(のど痛いのかな)」
「!!!ぃゃ、(薬苦いよ!)」
「いやってあなた。それじゃ治らないよ(予想以上に声が枯れてるなー)」
「…へ、すけ…ばか(飲みたくないいぃ)」
「はいはい(エロいんですけど)」
「うつる、から。離れて(薬から逃れねば)」
「大丈夫大丈夫。なんなら口移ししようか?(きっと照れて嫌がるだろうけど)」
「…………ん(…なんかぬくもりが恋しい)」
「!じゃあ…(マジですか可愛いんですけどどうしよう弱ったにゃんこ最高)」
「…ん、んぅ…ふ、!(長い。長いよ平介!)」
「あ、飲み込んだ?(いっけね理性よ蘇れ)」
「ん(おお、いつの間にか飲み込んでた)」
「ほら、寝なさい(これ以上は危ない)」
「ん。へいすけ、ありがと(錠剤ならこれから飲めるかも)」
「どういたしまして(可愛いにゃんこが見れて満足)」
翌日
「うぇっくしゅ」
「ほら、うつっちゃったじゃん!あんなことするから…」
「だいじょぶだって」
「今日はわたしが看病するからね」
「薬口移ししてくれるの?」
「錠剤味しないから大丈夫でしょ」
「……」
「お前ら早く帰れ」
「リア充め。俺も彼女に看病して欲しい!」
「「えへへ」」
「うっぜぇ。こいつらマジうっぜぇ」
リア充でごめんね幸せです。
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