※若干下ネタ


今日は、平介がどこまで我慢できるかを探ってみようと思います!


「ううう、」


「どうしたにゃんこ」


「ふぇすてぃばるおぶ、ぶらっど…」


「薬は?」


「今飲んだーうぅ、」


@血祭りの週ということを伝える(嘘)


「平介ー今日泊まりたい!」


「いいよー」


「やったあ!あっくんと遊び放題」


「……」


Aお泊まりの約束をする


「ばいばい、あっくん。またね」


「ばいばい…」


「(我慢我慢我慢我慢)」


B帰るあっくんを抱き締めないよう気を付ける

以上、ここまでが下準備です。
さて、作戦実行!


「平介、パジャマ忘れた」


「あー、勝手にタンスから取ってっていいよ」


「ありがとー」


パジャマはワザと忘れてお風呂から上がった、所謂彼シャツ状態の私。
予想より遥に恥ずかしい…


「平介あがったよー」


「はいはー…何て格好してんのにゃんこさん」


「ズボン大きかったんだもん」


「…ああ。今度から何着かうちに置いとけば?」


「…そうだね」


失敗しました。
ていうか実は身長は全然違うのに腰回りはあんまり変わらないんだよ泣きたい。


「ふーいいお湯だった」


「胡座かいてそんなこと言うなんて平介オヤジくさいよ」


「学校にするめ持ってくる子に言われたくありません」


「まだ言うか。…ふふ、へぇすけー」


ぎゅう、


「おわ、パンツ見えるよにゃんこ」


「エッチ」


「エッチってそんな理不尽な…」


「平介あったかい」


「やっぱり下無いと寒い?母さんの借りてこようか」


「んーん、いい。平介の匂いがするやつがいい!」


「変わんないと思うけど…」


これまた失敗。
なんだ平介は僧なのか?
それとも誘いかたが下手くそなのかな…
いや、私はめげない!


「私ベッドで寝たい!」


「はいはい。じゃあ俺下に敷く布団取ってくる」


「いいよ、面倒でしょ?」


「にゃんこさんは俺に床で寝ろと…」


めげました。


「……バカ平介」


「は、え、えええ。どうしたのにゃんこ。今日はえらく理不尽なんですけど」


「もういいもん。平介なんか外で寝てご近所さんから変な目で見られちゃえ」


「ひどっ…ほんとにどうしたの」


「…平介は、」


「うん」


「私のことなんか、好きじゃないんだ」


「は?」


「私にしかムラムラしないって言ってたのに」


「ちょ、にゃんこ?」


「全然ムラムラしてないじゃんー!」


「何でちょっと泣きそうなの」


「私だけって嘘だったんだ!あれでしょ、平介、ほんとは鈴木とか佐藤が好きなんでしょ!」


「えええええ」


「だから私がこんな頑張っても何にもしんんっ、」


ちゅ、


「、…にゃんこ」


「へ、えすっんんぅ、」


ちゅ、ちゅ、


「にゃんこ、誘ってたの?」


「…………うん」


「はは、顔真っ赤。でも今日血の祭りって」


「……嘘」


「へぇ、何で?」


「………平介、どこまで我慢するかなって思ってたら、我慢どころか何とも…」


「俺が何とも思ってないように見えた?」


「…うん」


「存外俺のポーカーフェイスも捨てたもんじゃないな」


「何にやついてるの」


「いや?まあ、とにかく。血の祭りが嘘なら、いいよね」


「えっ、ちょ、待っ!」


こうして私はおいしく頂かれました。
朝目が覚めた後の腰の痛さからもう二度とこんなことはしないと誓うのは、また別のお話。


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