「にゃんこ!」
「あっくうううん!!」
「おれ、またにゃんこの絵かいた」
「嬉しい!ちょっと見ない間に上手になったねぇ」
「にゃんこ、かわいいから、かくの大変」
「…っ!ありがとうあっくん!!」
「平介あんたあっくんがライバルじゃ大敗ね」
「傷口に塩を塗り込まないでください…」
「にゃんこちゃんもあんたよりあっくんの方が将来性があるって早く気付くといいけど」
「ひどい」
「あっくん何して遊ぶー?」
「にゃんことなら、なんでも!」
「可愛いなあもう!じゃあ、3時のおやつ作ろ!」
「なにつくる?」
「んー。平介ママなに食べたいですかー?」
「あら、私にもくれるの。そうねぇ…ドーナツ」
「ドーナツ!ドーナツ作ろあっくん!」
「うん!」
「平介作り方教えてー」
「…はいはい」
「あっくん手洗いに行こ!」
「エプロン、もってきた」
「準備いいねー。まず何したらいい?」
「まずは…(あれ、これどう考えても俺作り方以外用無し…)」
「ほーい。あ、あっくんほっぺに小麦粉ついてる」
「!どこ」
「ん、よし取れたよー」
「ありがとにゃんこ」
「いいえー」
「(泣きそうなんですけど)」
「ふふ、こうしてると親子みたいだね、平介」
「え?」
「私あっくんみたいな子供欲しいなあ」
「おれもにゃんこの子になりたい」
「(何これ幸せ)」
「あっくんのママは私なんかよりずっとキレイなんだからそんなこと言っちゃダメだよー」
「にゃんこのほうが、かわいい」
「えっ、あ、あっくんたらもう!照れるよ」
「(やっぱヤダ)」
幼稚園児に嫉妬する俺ってカッコ悪いんだろうか
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