「もしも、」


「…もしも?」


「…もしも、私が突然居なくなったら、平介どうするの?」


「のんびりしてたのにいきなりすごいこと言うね」


「ねぇ、真面目に答えて。お願い」


「一方的に、別れの言葉も無くってこと?」


「とにかく、突然いなくなるの」


「残されるのは、嫌だなぁ…必死に探すかと」


「どうやって?」


「できるだけたくさんの手段を使って」


「て言っても私はいなくならないけどね!」


「ね、ねー…寝坊」


「ウクライナ!」


「…何やってんだあいつらは」


「話しながらしりとりだって。なんかすごいシリアスだったね」


「寝坊っつってたぞ」


「そうだね。にゃんこもウクライナって言っちゃってるし」


「しかも何気に俺らもしりとりに参加してるとこな」


「何してるんですか」


「「「「海藤」」」」


「うわっ!?突然なんですか!」


「かなり無理やりなしりとり」


「理解不能ですが…」


「我慢だよ我慢」


「「「あ」」」


「あちゃー私が終わらせちゃった」


「じゃあ約束通り…」


「分かったよ。課題手伝えばいいんでしょー」


「そういうことか」


「海藤くんが震えてるよ」


「っ先輩はまたにゃんこ先輩に手伝わせるんですか!」


「あああうんごめんなさい」


「心の底から悪いと思っているなら自分でやってください!」


「それはまあ別だよ別」


「………っ先輩には何も伝わっていない!」


「あーあ平介泣かせた」


「えええ…」


何でいつも俺が悪いことに…




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