「頑張ってんじゃねぇの」


「そだねー」


「ていうかにゃんこも燃えてんな」


「あー何か、平介だけに辛い思いはさせないって」


「バカップル」


「お互いを高めあうカップルで世の親御さんの理想そのまんま!」


「普段からそうならな」


「このままなら進級出来そうだし、いいんじゃない?」


「なになにー何か面白そうな話してんね。平介が授業出てるんだって?」


「!」

「あ、先輩!そうなんですよー彼女と一緒に」


「(びっくりした…)」


「へぇ、にゃんこちゃんも。いい彼女だねぇ」


「先輩にゃんこのこと知ってるんですか」


「まあね。あの子は凄いよ」


「?」


「にゃんこちゃんって顔いいじゃない?あたしと一緒で」


「…………そうですね」


「黙ってれば可愛いですねにゃんこは」


「ぶっとばすぞお前ら。それでさあ、道端でナンパされてたわけよ」


「「にゃんこが!?」」


「そんで結構しつこそうだったから助けようと思ったわけ」


「「先輩が!?」」


「まじでぶっとばすぞお前ら。…そしたらにゃんこちゃんったら」



『ふうん、何でも奢ってくれるの?今欲しいのでもいい?』


『いいよー!アイスとか?それならあっちの』


『M*RY QUA*Tの財布』


『え?』


『あとぉ、V*IT*ONのバッグ』


『え、ちょ』


『あ、あと天然氷で出来たかき氷!あれ頭キーンてならないらしいよ』


『へぇ…じゃなくて!無理だろ普通!』


『じゃ、無理。…ん?あ、先輩!アイス食べに行きましょー』


「てわけで知り合ったのよ」


「どういうわけだよ」


「初対面でアイスに誘われたんですか?」


「そー。その後聞いたら別にブランドに興味無いって言うし平介の彼女だっていうし」


「女怖ぇ」


「平介よくゲットしたね」


「そいやどっちから告白したの?」


「あー平介?」


「俺らもよく分からないんですよね」


「ふぅん、まあそっからあたしとにゃんこちゃんで美女同盟組んだってワケ」


「「………」」


「お前らぶっとばす」




「先輩ら何してんだろうねぇ」


「さあ。あー平介の作った甘いものが食べたい」


平介の作った甘味>>>>>>>>ブランド





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