「あああっくううん!」
「!にゃんこ!」
「今日も可愛いねぇ。平介たちに遊んでもらってたの?」
「ん、絵、かいてた」
「そっかそっかー。あれ、これ…」
「にゃんこ、かいた」
「うわあ、嬉しい!上手だね」
「従兄弟輝いてんな」
「ねー嬉しそう。平介いいの?そのうち取られちゃうんじゃない?」
「…だいじょー…ぶ」
「自信なさ気だな」
「よく、考えたらさ。家に入り浸るようになったのってあっくん来だしてからだし、来てもあっくんとしか話してない気が…」
「「どんまい」」
「えええまさか取られるなんてそんな…えええ」
「平介、見て見て!あっくんに指輪貰ったよー」
「えっ」
「今はお菓子の景品だけど、いつか本物あげるから結婚してくれって!きゃー」
「あああ、あっくん?」
「?」
「にゃんこは、俺の、彼女」
「かのじょ」
「そう彼女。おーけい?」
「平介、にゃんこ好き?」
「うん、だからね、」
「おれも好き!」
「!」
「宣戦布告だな」
「あははっ、平介の顔ムンクみたい」
「あっくん可愛いなあ。さっきのどう考えても嘘なのに何で信じちゃってんの平介くんは」
「平介にも色々あるんだよ」
「甘味系のこと以外考えて無いんじゃない?」
「あとお前な」
「………」
「照れてんじゃねぇよ」
「ちょ、鈴木までにゃんこ口説かないでくれる」
「お前の話題で口説けるわけねぇだろボケ」
「あっくん公園行こっか」
「うん!」
「俺もコタ連れて行こうかな」
「何か家族みたいだね」
何気に一番危ない佐藤。
06
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