▼ ハローウィン(赤葦)

「家狸」
「ん?」
「トリックオアトリート」
「!?あ、赤葦くん意外だね……」
「家狸も意外だったよ。すぐ会ったら言ってくると思ってた」
「そ、そう……?あ、わたしこれしか無いんだよ……」
「それでいいよ。それ何?」
「か、かぼちゃパイ……!?」
「ごちそうさま」
「……トリックオアトリート!」


食べかけのパイのお礼に握らされた物は飴二つ。赤葦くんは柔らかく笑って、それ、俺が買ったものだから。と言った。よく見てみるとそれはハローウィン仕様のパッケージのいちごミルクで、可愛いねというと頭を撫でられた。


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -