無邪気に言うな


 
「最近俺の部屋によく虫が出るんだよな」
「へえ、」
「一昨日だって起きたら髪に蜘蛛がついててな、ちっさかったけど流石にヤバいなあと思ったんだよ」
「蜘蛛ですか」
「害虫駆除でもしようかな…なあ、竹谷はどう思う?」
「そうですね…」
 
 
「虫プレイ、しません?」
 
「……。」
 
 
「…お前人の話聞いてた?」
「しっかり聞いてましたよ」
「じゃあ何で満面の笑みを浮かべて虫プレイとか言うんだよ、こえぇよお前」
「虫を殺すなんて駄目ですよー先輩、きっと蜘蛛だって食満先輩の匂いにつられ…「黙れ」」
 
「いいじゃないですか虫プレイ!絶対気持ち良いですよ!」
「そんなわけあるか!!とにかく虫プレイは絶対にダメだ!!」
 
 
竹谷が異常に気持ち悪い
想像する虫はあまりえげつなのを考えずに


100804


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -