タンバキ



「椿ー、好きだよー」
「うあっ、あ、ありがとうございます」
「椿は俺のこと好き？」
「へ、何スか、いきなり」
「…嫌いなの？」
「いや！あ、好き、です！」
「へへー」
「どうしたんですか、丹さん」
「いやな、椿があまりにも素っ気ないから、本当に俺のこと好きなのかなって」
「え、ご、ごめんなさい」
「うん、まーいいけど」
「好きですよ、丹さん、好きです。心配かけちゃって、ごめんなさい」
「うへへ、照れる」
「う、お、俺も、恥ずかしいんですからね」

「じゃー、証拠のチューを」
「え」
「ほら、チューすっから、目閉じろ」
「うえ、え、そんな」

チュウウウウ

「んんっ、ふ、」
「(可ー愛いー、椿)」
「ん、っう、」
「(気持ちいいなー、椿とのキスって)」
「はっ、丹、さん」
「(甘いし、エロいし)」
「ふっ…、はあ、はあ」
「(今にでも、押し倒してえー)」

「はあっ…いきなりは、苦しいっス、丹さん」
「俺のキス、上手いっしょ？」
「っ、わかり、ません」
「またあ、そんな顔させといて」
「う、」
「ベッド、行く？」
「ま、まだ、お昼なのに、」
「俺の愛をたーっぷり注いでやんよ」
「え、えっ」


「つーばきっ、アーイラーブミー？」
「う、あ、アイラブ、ユー…？」
「いえーす、らぶゆー！」



なんだこのバカップルは